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「ジューンブライド?6月に結婚式するやつでしょ?」
その一言で終わってしまう説明なんですが、元々この風習はヨーロッパの言い伝えで、なぜそのような文化が生まれたのかをご存じですか?
由来は諸説ありますので一つずつピックアップしていきます。
由来1:ギリシャ神話の王妃から説

ギリシャ神話のオリンポス12神の主神と言われる、全知全能の存在『ゼウス』。
そのゼウスの実姉であり妻であった『ヘラ』からきているとされています。
ゼウスは極度の浮気者でした。
しかし、ヘラはゼウスの浮気相手やその子供に対してあらゆる手を使って正妻の座を守り抜きます。
彼女に人生を台無しにされた女性や子供が増えていく一方で、彼女は結婚やお産の守護神として厚く崇拝されていきます。
浮気等で夫を失った妻たちの絶大な信頼を生んでいくのです。
その結果、彼女は結婚を司る神として祭られるようになりました。
そんな結婚を司る神『ヘラ』を英語読みで『Juno:ジュノ』と読むことから『6月:June』の語源に繋がり、そこからジューンブライドが誕生した。と言われています。
ちなみに6月に限らず月名の語源はギリシャ神話に基づくものが多く存在します。
由来2:ヨーロッパの気候から説

ヨーロッパの6月は乾季にあたり、1年の中でも雨が少なく良い天気が続きます。
つまり、6月は気候がよく結婚式等のお祝い事に適しているから。という説があります。
由来3:ヨーロッパの農業に関係している説

ヨーロッパは4月までは天気が安定しませんが、5月からは天気が良く農業では種まきに忙しい季節になります。
昔は機械が無いので家族総出て耕して種まきをするという家庭が大半で、多忙な5月は祝福する親族も集まり難くなります。
逆に種まきの終わった6月は親族が集まりやすくなるため、6月に結婚式を挙げる人が多かった。という風習よりジューンブライドが生まれたと言われています。
以上がジューンブライドができたとされる由来です。
ではそのヨーロッパの風習が日本へやってきた理由とはなんなのでしょうか?
日本への伝来について

日本の6月といえば梅雨真っ只中でジメジメした気候が特徴です。
結婚式を挙げるには適しておらず、結婚式場も予約が埋まらない状況が続いていました。
そんな状況を打破するために、ブライダル業界がヨーロッパの風習を日本に持ち込んで売上向上を狙ったことがきっかけと言われています。
つまり、ブライダル業界が始めた企業戦略ということになります。
バレンタインデーと背景が同じですね。
現皇太子である徳仁親王と雅子様や、秋篠宮文仁親王と紀子様も6月に結婚式を挙げられています。
(おそらくジューンブライドを意識されていないと思いますが。。)
その際にはメディアでも『ジューンブライド』と大きく報じられており、皇室効果も手伝って普及・定着したとも言われています。
我々日本人はヨーロッパ文化への憧れやメディアからの影響力は絶大ですから。。
まとめ
『結婚を司る神のご加護』に変わりはありません。
おまじないの一つとして受け止めましょう♪
最近は海外挙式も増えていますので、本場のヨーロッパで『ジューンブライド』される方も増えているようです♡
バレンタインも日本独自の発展をして普及していますし、このジューンブライドも日本仕様に変化していくのかもしれません。
今後のジューンブライドにも注目しましょう♪
参考
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